【口コミ】笹洞蛍石鉱山ミネラルガイドハンティングツアーを3時間半まるごと徹底レビュー

宝石探しが大好きな親子がついに2025年夏休み「笹洞蛍石鉱山ミネラルガイドハンティングツアー」に参加してきたので徹底レビューをご紹介します。

笹洞蛍石鉱山ミネラルガイドハンティングツアーの集合場所

「笹洞蛍石鉱山ミネラルガイドハンティングツアー」の集合・受付場所は菅田集学校(旧菅田小学校)2階 理科室でした。

午後の13時からのツアーを予約しましたが、受付は12時半ごろから可能です。張り紙には受付は12時45分からと書かれていましたがすでに皆さん受付を済ませていました。

12時半よりも前に学校内へ入っていく人が多かったのでおそらくもっと早い時間から受付してくれていると思います。

笹洞蛍石鉱山ミネラルハンティングガイドツアー集合場所の理科室

名前を伝えて人数分の支払いをします。大人5,000円と子ども(4歳~中学生)2,500円です。その際にUVライトをレンタルするかどうか聞かれました。

レンタルは1,000円ですが、2,000円のUVライトを購入すると無料でレンタルができるので嬉しかったです。娘と2人で参加しましたが購入したUVライトは充電式で40分しか使えないそうなのでもう1本レンタルしました。

モバイルバッテリーを持ってきていると購入したUVライトが使えるらしいのですが、レンタルしたUVライトの方がパワフルなのと水辺で使うのでモバイルバッテリー繋ぎながらは難しそうなのでレンタルした方が良さそうです。

UVライトは防水のものですが傷がついたりするといけないので袋に入れたまま使用します。

支払いはありがたいことに現金、クレジットカード、QRコード決済もできるので安心です。今回はPayPay支払いをしました。支払いを済ませるとバケツがもらえるのでマジックで誰のかわからなくならないように名前やイラストを描きます。

色んな色のペンが置いてあったので小さなお子さんも待ち時間の暇つぶしによさそうです。

鉱山入口まで車で10分

13:20ごろ出発

説明を終えると駐車場に戻って長靴や日傘など準備を完了させて鉱山入口までスタッフの車に連なって移動します。最後の方は対向できないほどの狭い道なので大きな車は大変そうでした。

私たちは主人が運転手で参加しないので相談すると一緒に乗せてくださるということでご一緒させていただきました。ありがとうございました!

13:30ごろ到着

駐車場は7台くらい並べて止められるスペースがあり、そこで長靴に虫よけスプレーをしていざ鉱山へ入っていきます。

採掘場まで徒歩20分

13:30ごろ出発

鉱山の入口付近は遮るものがなく直射日光で暑かったですが、5分も歩くと林道で木々が生い茂っているのでほとんど日陰で日傘も不要なくらいでした。

大きめの砂利が敷き詰められた道をひたすら進みます。緩やかな傾斜があり小さなお子さんでも問題なく歩けるような道でした。とはいえ参加した日は最高気温37度という過酷な日だったので普段家にこもりっきりの私にはかなり堪えました。

道中はスタッフの方がマイクを使って笹洞蛍石鉱山の歴史について教えてくださいました。笹洞蛍石鉱山は日本で2番目の採掘量を誇る鉱山だったそうです。1番の鉱山も岐阜県にありたくさんの蛍石が採れたことがわかります。

13:50ごろ到着

お話を聞きながらあっという間に採集場所に到着です。こちらは昔実際に蛍石を採掘してトラックに載せて運んでいた現場だそうで、機械や石の階段のようなものが残っていました。

ごろごろと転がっているのは蛍石をトラックに積むときにこぼれ落ちた石たちです。商品にはならなかった小さな石たちのなかに眠る蛍石を私たちが探すことができます。

ここに転がっている石たちの中にも蛍石があるのですがたくさん掘り進めないとよい蛍石は見つからないそうで、今回はここで掘るのは断念しました。

もうすこし歩き進めるとテントがあり、そこにリュックなどの荷物を置いていざ採掘スタートです。

蛍石採掘スタート(約1時間20分)

13:50ごろ採掘スタート

到着したらすぐに蛍石に採掘スタートです。

ここでザルとスコップを貸してもらい、持ってきたバケツとUVライトを持っていざ蛍石の採掘です。

水が流れるところの斜面でよく蛍石がよく採れるらしく、みんなたくさん転がる石にUVライトを当てながら蛍石を探していきます。

雨の日だと水が流れて石についた泥が流れるのでUVライトで光るのが見やすいので蛍石を見つけやすいそうですが、今回はとっても良い天気だったので泥にまみれた石から蛍石を探すのはなかなか難しかったです。

でも丁寧に光を当てながら探していくと青く光る鉱石が!キラキラと光ってとっても綺麗。

蛍石のみの鉱石は小さいもの(5~7mmくらい)が多いのでピンセットを持ってくるといいよと教えてもらいました。

オレンジのロープが張ってあり、足が入らなければ上の方も採掘してよいとのことでした。それ以上は危険なので登らないようにしましょう。

両手に防水の手袋をしていたんですが、掘るのは良くても取るのが難しいので片手は素手で採るといいよとこちらも教えてもらいました。

ザルもバケツもと持って移動すると斜面なので危ないのでバケツは安定した場所に置き、ザル片手に掘ってはキラキラ光る蛍石をザルに入れていきました。

大きな鉱石は縞模様が特徴の瑪瑙(めのう)と蛍石が一緒になっていることが多くそちらもきれいな石が見つかりました。

最初はただ光る石をバケツに入れていたんですが、UVライトで光っても光を当てないとただのこげ茶色っぽい鉱石もありました。

黒っぽいものはおそらく鉄分の多い鉱石だと思います。そのまま見るだけではあまり綺麗ではないので最後の方は厳選してあまりとらないようにしました。

白っぽい鉱石で光らないものはおそらく石英で蛍石ではないけどきれいなので娘はそれも採集していました。

斜面だけでなく水の流れているところでもいくつか蛍石を見つけることができました。大きな石も転がっているので一生懸命どけたりしながら探していきました。

笹洞蛍石鉱山ミネラルハンティングガイドツアーの蛍石探し

水の温度は低く、長靴を履いていても冷たさを感じるほどだったので水に手を入れると真夏にはとても気持ちよかったです。

涼しい季節だと寒いかもしれませんね。水中だとUVライトの光が届かないので鉱石を持ち上げて照らすという作業が少し手間でした。

ここからもう少し上流の方も探してみましたがそこは蛍石が少なかったのですぐに断念。採掘できる場所は広くはないものの、1時間20分ではとても回り切れない広さなので私たちはもう1ヶ所だけ移動して蛍石を探してみました。

もう少し下流のところで傾斜があるので石がキレイに洗われているところでした。傾斜のおかげで水流も激しめで結構たくさんの蛍石が見つかりました。

光を当てないとこんな感じ。薄い緑色で肉眼でも蛍石だとわかる一番お気に入りの鉱石です。

蛍石だけの鉱石も少し大きめ(15mm)のものが見つかったので嬉しかったです。

雨の日でなくてもここでなら鉱石が泥で光りにくいということもなく探しやすかったです。

15:10ごろ終了

ここで探し始めて15分くらいで終了のお知らせが入ってしまいました。夢中になっていて終了時間が迫っていることに気づきませんでした。

笹洞蛍石鉱山ミネラルガイドハンティングツアーで見つけた鉱石

できれば「15分前ですよー」とか教えてもらえるとよいのにと思いましたが(夢中で聞こえてなかっただけもしれません)。スタートする前に「15時半ごろに坑道見学」と言われていましたが15時15分ごろに終わりと伝えられました。

坑道見学+写真撮影(約15分)

15:15ごろ出発

坑道見学は15分ほどですが、まだ採掘を続けたい方はスタッフの方に伝えれば坑道見学を辞退して採掘を続けられます。1組5名の方たちが採掘を続けてました。

坑道は採掘していたところからもう少し登ったところで、そこにもテントが張ってあり安全のためヘルメットを1つ借りて帽子の上からかぶります。

早速ヘルメットをかぶって坑道の入口前で写真撮影をしてもらいました。撮影してもらいたい方はスタッフの方が撮影してくださるので思い出の写真を残せます。

スタッフの方に誘導してもらいながら坑道内に入っていきます。坑道内はとっても涼しく中にある温度計を見たら15度しかありませんでした。半袖だったので寒いくらいでした。

入口をカーテンのようなもので覆ってライトも消灯されるので真っ暗な中ブラックライトを照らすとキラキラと光り輝く蛍石のかけらが!思っていたより細かい蛍石で小さい点が散りばめられている感じでした。

順番にブラックライトで蛍石を照らす方と、撮影する方と別れて順番に撮影していきます。夜景モードで撮影するとよさそうです。さすがに光が弱いので三脚がないと本当にきれいな写真を撮影するのは難しそうです。

あまり綺麗な写真は撮れませんでしたが、実物は天の川のような雰囲気で幻想的でした。

15:30ごろ見学終了

見学が終わったとパインアメをもらいました。こちらのパインアメに光を当てるとパインアメもきれいに光りました。

パイン飴

パインアメは緑色に光ってました。とっても不思議ですね。

パインアメが光る

片付けと出発準備

貸していただいたザルとスコップをブラシを使って川の水で洗って返却します。帰る準備をして出発です。

15:40ごろ出発

笹洞蛍石鉱山ミネラルガイドハンティングツアーの帰り道

15:40ごろ採掘現場を出発

帰りはバケツに採集した鉱石がたくさん入っているので行よりも疲れているし大変かなと思いましたが、帰り道は下り坂なので思ったより楽に駐車場までたどり着くことができました。

16:00ごろ駐車場到着&学校へ出発

行きと同じように10分程度で集合場所だった菅田集学校へ戻ってきました。採った鉱石を車に置き、再び2階の理科室で集合しました。

学校へ戻って講義&実験

16:10ごろ学校到着

こちらでは蛍石がどういう原理で発光しているのか、昔はUVライトなんてなかったのになぜ蛍石と呼ばれているのかなど教えていただきました(理解はしきれていませんが)。

蛍石にも色んな種類があり紫色の蛍石は電子の量が少なく光らないものが多いそうですよ。笹洞蛍石鉱山で採れるのはほとんどが白っぽいか緑色のものばかりで紫色のものは珍しいです。

折角拾ってきた蛍石の洗い方も丁寧に教えていただきました。蛍石は柔らかいので基本は水洗いで歯ブラシを使って丁寧に洗うとよいそうです。

どうしても取れない黒い汚れなどは、バケツに鉱石を入れて鉱石が浸かるくらいハイターを入れて放置するとよいと教えていただきました。早くて半日、長くても丸1日くらい浸けておけばよいそうです。

最後に試験管に蛍石を入れてアルコールランプで熱して発光する実験をやりました。しばらく熱していると鉱石が割れるような「パキッパキッ」という音が聞こえました。するとうっすらと光っているのが見えました。

発光して冷えるともう熱しても光らなくなってしまうのが不思議。結晶に含まれていた電子がなくなるからだそうです。

お土産に坑道内のきれいな写真のポスターとパンフレットとトレーシングペーパーのラベルをいただきました。トレーシングペーパーはUVライトで光らなくて良いみたいです。

16:40ごろ解散

こちらでは外国産のきれいな蛍石や鉱石を使ったアクセサリーなどが販売されていました。

なかでも人気だったのがこちらの小瓶とUVライトが入れられるケースです。

小瓶の下にミラーが貼り付けられていてUVライトを点灯させると光が屈折して中に入っている蛍石をきれいに照らしてくれます。2,500円ほどしていましたが気づいたときには完売していてビックリしました。

こちらは琥珀糖ですが、色がどう見ても琥珀よりも蛍石の方が近いんじゃないかということで蛍石糖として作ってもらったものだそうです。一番右の色なんて本当に蛍石っぽいですよね。こちらもとても人気だそうです。お土産にも喜ばれそうですね。ほかにも笹洞蛍石鉱山限定のさるぼぼも売ってました。

こちらのガチャガチャは子どもたちに人気でした。「日本の鉱物と蛍石」と「絶滅した大昔の生物の化石(本物)」が300円でできます。娘は琥珀が欲しいと言っていましたが出るとは思えず自ら断念していました。

ほかにも理科室の隣の部屋には岐阜県のお土産人気TOP10の商品が販売されており、お土産には困らなさそうです。冷蔵庫が置いてあり冷たいスポーツドリンクとお茶が売っていたので帰ってきてから冷たいものが飲みたかったのでありがたいですね。

理科室にはカップ麺とかも売っていたのでちょっとしたものは食べられそうです。

笹洞蛍石鉱山口コミまとめ

今回初めて笹洞蛍石鉱山のミネラルハンティングツアーに参加させていただきましたが、とても充実した時間でした。真夏で暑さに耐えられるか心配でしたが歩きの移動も採掘場所も日陰だったのでよかったです。

蛍石探しはとっても楽しくてあっという間に時間が過ぎてしまいました。たくさんある石の中から光る蛍石を探すのは本当に宝探しのようで大人も童心にかえって夢中になれるツアーでした。

1つ後悔したのは日傘を使わなかったこと。もとから日傘で光を遮るとUVライトで光りやすいから蛍石が見つけやすいことは知っていましたが、だれも日傘を使っていなかったのと日陰だから問題ないだろうと思っていました。

終了時刻が迫ってきたときにスタッフの方が「暗くなってきたから見つけやすくなってきた」とおっしゃっていたので『日陰でも日傘を使って探した方が蛍石を見つけやすかったんだろうな』と終わってから気づきました。『今度行くときは必ず日傘を使うぞー』と決意したのでした。

初めて参加される方はどんな蛍石がよいものなのかというのがわからないと思いますので「笹洞蛍石鉱山ミネラルガイドハンティングツアー」のInstagramに掲載されている投稿の画像や動画を確認しておくとよさそうです。

私も事前に見てはいたものの、鉱石が泥に覆われていたり、ブラックライトで光を当てると綺麗だけど肉眼で見ると綺麗じゃなかったり…。本当にきれいな蛍石はなかなか見つからなかったです。

帰ってきてから見たら『これ、なんで入れたんだろう?』というものがあったので事前に予習しておくとよい蛍石が採れそうですよ。

岐阜「笹洞蛍石鉱山」で宝石探し!青く光る蛍石を掘り出す冒険型ツアー

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